River in the Morning

川面にたちこめる朝靄。色が失せ、グレイに染まる風景。 心の原風景のひとつ。そんなものに、私はなりたい。

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冬はつとめて


この季節は気持ちが良い。

高く遠い空、キンと硬い空気。

世界が澄み渡る。

気持ちが高揚する。

さあ、朝だ!










短いですが、初冬の朝に多くの言葉は不要と思います。
静電気に悩まされる季節がやってきました。
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いじめ

テーマトーク第四回目。今回は、いじめについてです。
授業でやった内容を自分の確認のためにまとめて、さらに自分の考えも足してあります。


まず、質問です。

問1;皆さんは、誰かをいじめてしまったことがありますか。

問2;今まで生きてきた中で、いじめを見たことorいじめに気付いたことはありますか。


いじめというのは、文部科学省の定義によれば、
①自分より弱い者に対して一方的に
②身体的・心理的攻撃を継続的に加え
③相手が深刻な苦痛を感じているもの
だそうです。

さらに、「いじめか否かの判断は、いじめられた子どもの立場に立って行う」ようになっています。

ただし、この「自分より弱いもの」というのは、「部分的」なものでも当てはまります。
自分より足が遅いとか、容貌が良くないとか、勉強が出来ないとか、そういったことが一つでもあり、それによって優越感を持とうとする行為がいじめになっているのです。

いじめの顕著な例をあげてみます。

ひとつめは暴力。殴る蹴るといった肉体的直接的な攻撃を加えることがあります。痣などが出来るため、わりあい追求はしやすいのではないでしょうか。
「プロレスごっこ」も、やられている側が身体的心理的苦痛を感じていると、「いじめ」にカテゴライズされます。「ふざけているだけ」「遊んでいるだけ」という認識の加害者もありえますので、一方的な攻撃が行われていないか注意する必要があります。

ふたつめは悪口。口撃ですね。こちらは心理的に直接的なダメージを与えることになります。本人の気にしていることを言ったり、罵倒したり、怒鳴ったり。手は出さなくても言葉の剣で滅多刺しです。
最近はインターネット上での誹謗中傷が増え、ネットでのマナーが問題視されてもいます。

みっつめは物を隠す。体操着や靴などを隠し、困っているのをみて楽しがります。ゴミ箱や掃除用具入れ、側溝などに隠されていることもあります。隠された物が汚れていたり、切り裂かれていたりする事もあります。犯人がわからないことが多いのがやっかいでもあります。複数犯の場合もあります。

よっつめは集団でのつるし上げ。失敗をはやし立てたり、明らかに仲間はずれにしたり。集団での無視も入るでしょうかね。集団でやっていると、加害意識が薄くなりますし、やめれば自分がいじめられるという恐怖もあって、エスカレートしやすいです。
見ているだけ、もここに含まれます。「黙認」もいじめに荷担しているのです。被害者にとっては、味方ではないという点で、黙認も加害者も同じですから。

最近のいじめは加害者・被害者が入れ替わってしまったり、集団化・陰湿化して表に出てきづらくなっていたり、エスカレートしやすくなっていたりするそうです。
加害意識のないまま苛めていたりする人も多いんじゃないでしょうか。


解決のために重要なのは、お互いがお互いの心情を理解することです。
「どうしていじめたのか」「いじめられてどう思ったか」それを理解させることが大事です。
特に、加害者側に「被害者になったら」を想像させることが大事と思います。

最近の人間は、想像力に欠如しているものが多いと思います。
「自分がされて嫌なことは相手にもしない」。
幼稚園の時に言われますよね?
それが中学校でも高校でも、あまつさえ大人になっても実行できない人間がなんと多いことでしょうか!
想像力というのは今のところ人間以外には確認されていない希有な能力です。
それをきちんと使えないのでは赤ら顔の日光の山の住人と同じですよ。


もう一度聞きます。

あなたは、いじめたことがありますか?


NOと答えた方は、問2でなんと答えたでしょうか。
いじめに出逢っていない人というのも中々に少ないのではないでしょうか?
いじめに出逢って、それに「やめろ」と言えた人はもっともっと少ないでしょう。
「知らんぷり」は「いじめ」ですよ?

自分はあります。いじめられたこともいじめたことも。
本当に嫌なものです。やられればしんどいしその記憶はずっと残る傷になる。やったことも心の中でずっしりと重たい石になっている。
あれがなければ今の自分は無い、というくらい自分の人格形成に関わっている出来事ですが、それと同時に自分の人生の中でもっとも消したい過去でもあります。

でもこの後悔があれば、自分はもういじめをせずに済むんじゃないかと思います。
敏感になることが出来ますから。
教員になっても、気をつけて見付けることが出来るんじゃないかと思います。そうしようと思います。というかそうします。



最後に、もう一度。

あなたは、誰かをいじめてしまったことが、ありますか?
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目覚ましセットを忘れずに

明日は遠足、ていう日の夜って、どうしても眠れないと思わない?わくわくして、どきどきして、眠ってなんかいられないんだよね。

馬鹿じゃないの?明日辛いのは自分じゃないか。寝坊しても、起こしてやらないよ。

ええー、置いてくの?ひどい!

ひどくない。置いてかれたくないなら、ちゃんと起きられるようにしなよ。目覚ましでもかけてさ。

目覚まし時計だけじゃ起きられないよ。知ってるでしょ?

それなら尚更、早起きできるように、さっさと寝な。

早く寝てても、起きれないんだもん。ねーねー、起こして?

ひとを目覚まし代わりにするな。いいかげん一人で起きれるように頑張んなよ。

頑張ってるけどさー・・・。

しょうがないな、もう。本当に早く寝なって。起こしたらすぐ起きないと、蹴るからね。

はーい。へへ、楽しみだなぁ。

そうだね。

晴れるといいね。

天気予報では晴れるってさ。

おかあさん、お弁当何入れてくれるかな。

さあ・・・唐揚げとかその辺じゃないの?

うん。からあげ、すき。

好物だから入れてくれるよ。

うん・・・

・・・もう、寝たの?             おやすみ。





寝る前に5題  WILD ROAD

小学生のきょうだい(たぶん双子)。明日は遠足。

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

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ホットミルクをふたつ


「落ち着いた?」
優しい声とともに、差し出されたマグ。中身はホットミルクだった。
さんざん泣いてしまった後だ。全身を虚脱感が支配し、声を出す気力もない。
こく、と頷いて、マグを受け取った。桜色と空色の、揃いのマグ。
去年プレゼントしたやつだ。使ってくれているのだと思うと、少し気持ちが暖かくなった。
白い湯気を立てているマグを、やけどをしないようにそっと持つ。暖かい。
「はい、毛布」
後ろから、ふわりと掛けられた毛布。暖かい。蚊の鳴くような声になってしまったが、ありがとうと礼を言った。ふわりと優しい微笑みが返ってきた。
「My pleasure」
この言い回しが気に入っているのだと、以前にも言っていた。
相手の為になることをするのが、感謝されるようなことをするのが、自分の喜びなのだと。
その利他の精神を馬鹿にしていた。けれど、今はそれに助けられている。
手の中のホットミルクは適温だ。お互いに猫舌なのを考慮してだろう。
そっとすする。甘い。ハチミツが入っているらしく、その香りがした。
じんわりと、体の中が暖まっていくのがわかる。
「だいじょうぶ」
そっと、背を撫でる手。ぬくもりが伝わってくる。目がじんわりと熱くなっていく。
「だいじょうぶだよ」
そっと囁く声。何が大丈夫なんだ、といういつもの憎まれ口は出て来なかった。
ただ、ああ、そうか。と。
だいじょうぶなのだと、訳もなく安心した。
そして、静かに泣きながら、暖かい眠りに落ちた。





「寝る前に5題」  WILD ROAD

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

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微病弱・酒煙草苦手・甘味党・文系新米教師。
日常的に脳みその中で言葉をこねくり回しています。

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