River in the Morning

川面にたちこめる朝靄。色が失せ、グレイに染まる風景。 心の原風景のひとつ。そんなものに、私はなりたい。

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気合注入

でも右から左にうけなが~す~。


実家でのんびりしています。これから忙しくなります。
教育実習です。母校でやります。
それが終わったら、教員採用試験。
がんばんないとです。
でも気合いは入りません。
のたりのたりで行きたいと思います。

小説書きたいんだけどなぁ。
時間がないです。
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春はあけぼの

<オリジナル現代語訳。>


春は、夜明けの頃合いが最も美しい。

次第に白いひかりを帯びてゆく山の稜線。

藍が薄れ、少し明るくなってきた空。

紫がかった雲が、細くほそくたなびいている。

そんな様子が、素晴らしく美しい。





春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の ほそくたなびきたる。
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こっちにおいで

真夜中だった。
私はぐっすりと眠っていた。
普段から私は寝付きがいい。そして、一度寝付いたら何者をも私の眠りを妨げる事は出来ない。
同居人はいつも、寝穢いと評するが、それは違う。
睡眠は私の健康と精神の安定のために重要な要素なのだ。
そんな私が、その夜は目が覚めてしまった。こんな事は滅多にない。
自らの寝床から体を起こすと、私を起こした原因が見えた。
同居人は、私の寝床の横、自分の寝床に眠っている。
いびきを掻く事もなく静かに眠っている事が多いのだが、今夜は声を出していた。
その声がなんとも苦しそうで、私は心配になった。
どうしたのだろうか。何か、体の上に乗っているのか。
音を立てずに寝床から抜け出し、同居人の枕元へと近寄った。
同居人は眉間に皺を寄せ、なんとも苦しそうな表情をしている。
どうやら夢見が悪い様だ。どうしたものだろうか。
こくりと首を傾げた。
困った。
私はこのような時どうしたらよいのか?起こした方がよいのだろうか。
同居人も私同様眠っている途中で起こされる事を嫌う。
しかしこれほど苦しそうならば、それから脱出させてやった方がよいのかも知れない。
それにこのまま唸らせたままでは、私の安眠が妨害されてしまう。
うむ、起こそう。
決めたらすぐに行動だ。
私は同居人の頬に流れている水・・・涙を拭い、頬を叩いてやった。
同時にそうっと呼びかける。夜中にうるさくすると怒られるからな。
何度か繰り返すと、同居人の目が開いた。起きたらしい。
ぼうっとしたままの目で、こちらを向いた。そして微笑んだ。
同居人はたまにこの顔をする。
たとえば私が数日出かけて帰ってきたとき。
帰ってきた同居人を出迎えたとき。
情けなく泣きそうでしかも嬉しそうな。
布団の中にあったはずなのに冷たい手が、私の頭を撫でた。
微かに震えている。
「こっちに、おいで?」
開けられたすきまに、大人しく入った。
私はひとと共に眠るのは好かないのだが、今日は特別だ。
まったく手の焼ける。
私を抱き込むようにして、同居人はすぅっと寝入っていった。
今度は魘されてはいないようだ。
よかった。
これで私もゆっくりと眠れるというものだ。






目が覚めたとき、私はびっくりした。
普段は自分の寝床にいて呼んでも絶対来てくれない右衛門が、私のベッドにいたからだ。
どうして、と思って、そのあとに思い出した。
夜中に、悪夢に魘されていた私を、右衛門が起こしてくれたこと。
そのあと一緒に眠ってくれたのだ。おかげで、そのあとは夢も見ずにぐっすり眠れた。
「ありがとう、右衛門」
そっと背を撫でると、右衛門がぱちりと目を開けた。
茶色のアーモンドの瞳がこちらをじっと見つめる。
しかしすぐに興味を失った様に目線を外し、いつものようにぐぐっと伸びをすると、ベッドを降りてさっさと寝室を出て行った。
「ありがとう」
その背中にもう一度お礼を言うと、右衛門はちょっと立ち止まってこちらを振り向いた。
「にゃあ」
面倒くさそうな泣き声を残して行ってしまった飼い猫に、私は大好物のかまぼこを買ってきてあげようと思った。

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微病弱・酒煙草苦手・甘味党・文系新米教師。
日常的に脳みその中で言葉をこねくり回しています。

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